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『イベリア・フラメンコ』ハイライト
"エボカシオン" - 組曲「イベリア』
アルベニス & カニサレス
"エル・プエルト" - 組曲「イベリア」
アルベニス & カニサレス
"自由の香り" - タンギージョス
カニサレス
"パロマス" - ワルツ
カニサレス
"タシタ・デ・プラタ" - アレグリアス
カニサレス
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ENGLISH VERSION
VERSIÓN en ESPAÑOL
『イベリア・フラメンコ』作品詳細
音楽:
アルベニス & カニサレス
編曲:
カニサレス
振付け:
フェルナンド・ロメーロ &
アンヘル・ムニョス
制作:
JMC Music Productions S.L.
上演時間:
70 分
休憩:
15 分
第1部(30分)
1. エボカシオン
2. エル・プエルト
3. エル・アルバイシン
4. マラガ
第2部(40分)
1. 月が昇る(サパテアード)
2. 自由の香り(タンギージョス)
3. 地平線からやってくる(タンゴス)
4. レハーナ(バラード)
5. トカ・マデーラ(タンゴ・ルンバ)
6. タシタ・デ・プラタ(アレグリアス)
7. パロマス(ワルツ)
8. 彗星の雨 (ルンバ)
ギター:
カニサレス
セカンド・ギター:
フアン・カルロス・ゴメス
パーカッション:
ラファ・ビジャルバ
バイレ(踊り):
フェルナンド・ロメーロ
イサーク・アルベニスは、19世紀スペインを代表する作曲家である。
彼の最高傑作と言われる作品、組曲「イベリア」は、まさに彼の生涯最後の力を振り絞って書かれた遺作である。
スペイン民謡のメロディーを直接的に使う事無く、組曲「イベリア」はアンダルシアの情景を美しく描き出している。組曲「イベリア」は、アルベニスの深く、激しいアンダルシアへの情熱をピアノで表現した芸術なのだ。
カニサレスがアルベニスの作品と初めてであったのは、音楽院で勉強をしていた、まだ幼い頃だった。しかし、そのカニサレスのアルベニスへの冒険が現実のものとなるのは、1991年のことだった。この頃カニサレスは、パコ・デ・ルシアのグループの一員として世界中で活躍していた。パコ・デ・ルシアからの直接の依頼で、彼の「アランフェス協奏曲」のアルバムに収録する為に、組曲「イベリア」から3曲をギターに編曲する事になったのだ。カニサレスは、この偉業を成し遂げ、さらに「アランフェス協奏曲」のアルバムの中でパコ・デ・ルシアと共に、見事なギター演奏を披露している。
『この時に、組曲「イベリア」の全12曲を全てギターに編曲するという挑戦を心に決めたのです』- カニサレス・インタビュー(2007年5月9日、エル・ムンド紙より)
2007年、カニサレスの夢は、『組曲「イベリア」- カニサレスによるアルベニス』で実現された。アルベニスの研究と作品の分析に、カニサレスは3年の歳月を費やした。
それは、ギターへの編曲は技術的にも困難を極め、その演奏はさらに複雑なものだった。そして、できあがったカニサレスの作品は、アルベニスの意図を余すところ無く表現し、ピアノの為に書かれた曲を見事2本のギターで奏でることに成功した。
『ピアノで演奏される全ての音をギターで演奏する事は不可能なのです。ギターとピアノは全く性質の異なる楽器ですし、なにより、組曲「イベリア」は、ポリフォニーの複雑な楽曲なのです』カニサレス・インタビュー(2007年5月9日、エル・ムンド紙より)
カニサレスは、作品のエッセンスを抽出し、そこに組曲「イベリア」の持つ、フラメンコの色合いを見事に引き出している。カニサレスが、全身全霊をこめて演奏したアルバム『組曲「イベリア」- カニサレスによるアルベニス』は、2008年スペイン・アカデミー賞のクラシック部門で最優秀賞を受賞した。
2009年は、アルベニス没後100周年にあたる。カニサレスは、スペインクラシック音楽とフラメンコ音楽を見事に融合させた『イベリア・フラメンコ』というショーで、アルベニスへオマージュを捧げる。
この他のカニサレス作品
"ORIGEN FLAMENCO"
"COMO LLORA EL VIENTO"